こんにちは、ランドセルブログ担当のshibaです。
今回は工房について書いてみたいと思います。
ももちゃんランドセル製作所は、今から72年前に東京都足立区で誕生しました。その後しばらくして栃木県宇都宮市に移転しました。創業時の社名は『坪井鞄製作所』という名前で始まり、創業当初から一貫してランドセルだけを作り続けてきました。
当時はOEMでランドセルを生産する部門と、プライベートブランドのランドセルを生産する部門がありました。そのプライベートブランド名が『ももちゃんランドセル』になり現在の社名になっております。
現在の生産はほぼプライベートブランドに絞り、自社で製造販売を行っております。
代表の平田さん(中央)と従業員の方です。工房には数十年務めている熟練の職人さんもいて、1つ1つのランドセルにその技で思いを込めて作っています。
創業当時を振り返れる先輩はもう引退されておりませんが、お話を聞いた事のある先輩いわく、『今みたくこんなにカラフルな色はなく、創業当時は来る日も来る日も黒と赤のランドセルしか作ってなかったよ』との事でした。
確かにそうですよね、、、自分が小学生の時は黒と赤しかなかったですもの。。。。
大きさが全く違いまよすね。今のランドセルが大き過ぎるのか、昔のランドセルが小さ過ぎるのか分からなくなる程です。
大きさや形も違いますが、色合いもレトロな感じがしますね。
さて、ここまで大きさが進化したランドセルですが、大きさだけではなく素材の耐久性も進化しております。
ももちゃんランドセルで使用しております牛革とコードバンの素材についてご説明させて頂きます。
【牛革について】
牛革の原皮はアメリカ産の物を輸入して、国内のタンナーさん(皮から革へ加工する業者様)で表面をラミネート加工します。ラミネート加工とは、ベースとなる牛革の表面に塗膜を貼り付ける加工になります。
これは表面の塗膜に強度のある塗料を使用して、塗膜自体に強度を持たせることと、貼り付けることで革全体の強度が増す製法になります。ラミネート加工をすることで、ワンパク男子が粗くランドセルを扱っても6年間型崩れする事もなく、安心してお使いいただけます。
【コードバンについて】
コードバンの原皮はフランス産の物を輸入して、牛革と同じタンナーさんで表面加工をして仕上げていきます。
そもそもコードバンってなに???って方もいると思います。実は自分もこの仕事をする前まで知りませんでした(汗)
コードバンとは、素材は『馬皮』で部位は『おしりの部分』の革のことを言います。それ以外の部位は馬皮でもコードバンとは言わずただの馬皮と言います。
そんな特定部位のコードバンは、1頭の馬から取れる量が個体によって違い、大きさ個体でもコードバン部位が小さかったり全く無かったりする、とても貴重な革になります。
また繊維構造は牛革に比べて非常に細かいことで、適度に硬くしなやかな質感の革になります。
仕上げ方は牛革のラミネート加工ではなく、塗料を表面に塗り込んでいく昔ながらの製法で仕上げを行い、使い込んでいくと色が深みを増し光沢が出てきて、革本来の経年変化を楽しめる仕上がりとなっております。革好きにはたまりませんね!
また牛革もコードバンも革の表面には特殊な撥水加工を施してありますので、傷に強く雨も弾く6年間安心してご使用いただけます。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。これからブログで色々な情報を発信いたしますのでまた覗いてみてください。
次回のブログでお会いできることを楽しみにしております^^
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